こんにちは! ゆうめいです!
あなたはSWOT(スウォット)分析をご存知ですか?
SWOT分析とは、事業を分析する為の基本的なフレームワークの一つです。
今回はSWOT分析であなた事業に照らし合わせて、まずはどのような強みや弱みがあるのかを分析します。その上でどんな対策を立てれば良いのか戦略を練ります。
孫子の兵法にある「敵を知り己を知れば百戦危うからず」とは正しくそういう事です。
事業を行う上で大事な思考は、
自分のやりたい事をするだけでなく、いかに市場にマッチしたビジネスを展開するかが重要です。
あなたが今後事業の良い方向に発展させたいなら、必ず知っていて損はありません。
それでは一緒に見ていきましょう。
具体的な対策(クロスSWOT分析)から読みたい方はコチラから読んで下さい。
私はとある会社の支社長を7年(2拠点)務めています
現在は6県を管轄し200店舗以上のオーナーさんへお店の発展のためのスクールや個別面談を日々行っています。皆様、日々の忙しさもあり自己分析やお店の状況把握の意識は薄いのが現状です。
私が主催するスクールでは初回にSWOT分析の思考を用いて受講者の方々へ客観的に分析頂き、今後の対策を立てて頂いています。
SWOT分析とは?

4つの頭文字をつなげてSWOT分析と呼ばれます。読み方は「スウォット分析」です。
SWOTを分解すると
S |
Strength |
(強み)プラス要因 内部環境 |
W |
Weakness |
(弱み)マイナス要因 内部環境 |
O |
Oppotunity |
(機会)プラス要因 外部環境 |
T |
Threat |
(脅威)マイナス要因 外部環境 |
この4つの要素に分類して分析し、今後の方向性を計画するフレームワークです。
これにより、
自分のお店を取り巻く環境を外部からと内部からプラス面・マイナス面に分けて分類・分析し、今後のお店の戦略(目標や計画)を立てる事が出来ます。
お店の計画を立てる場合、自分の強みと弱みが分からないのに、
良い計画は立てられないですよね!
まず、このSWOT分析を使いましょう!
プラス要因・マイナス要因(横軸)
プラス要因はお店にとって好ましい影響を与えるポジティブ材料
マイナス要因は好ましくない影響を与えるネガティブ材料
内部環境とは何か?
内部環境を見ていきましょう
内部環境は自分のお店が持つ力(サービス・商品・品質・ブランド)そのものを指します。
内部環境は自分のお店の持つ強み、弱み、保有する各種資産が該当します
内部環境として挙げられるのは
- お店のの認知度
- 商品やサービスの価格や品質
- 立地、設備
- スタッフの接客力
- スタッフ数
内部環境については4C分析、4P分析というマーケティング用語で紹介されています
内部環境は外部環境からくる影響も加味して分析します。自分のお店の力を客観的に見て判断し、数値に基づくデータを持って分析すれば質は向上を図るきっかけになります。
内部環境を分析することで自分の
お店の強みや弱み等の分析出来、
品質向上のチャンスになります!
外部環境とは何か?
外部環境について見ていきましょう
外部環境はその名の通り自分ではどうする事も出来ない外部の環境を指します
外部環境とは、自分の店のおかれている市場や社会の情勢が該当します
外部環境によって内部環境が大きく影響される可能性があります
外部環境として挙げられるのは
- 景気や経済情勢
- 市場規模や成長性
- 競合他社の動向
- 近隣店舗の状況
この外部環境についてはPEST分析というマーケティング用語で紹介されています
社会や市場で動いている事でお店にとってプラスの事もあればマイナスの事もあります
その分析をする事でビジネスチャンスも生まれる可能性があります
外部環境で直接影響するのは、
地域のお買い物クーポンの発行や
宿泊業であればgotoトラベルの運用は外部環境になります
事業主にとって業績に大きく左右しますね!
あなたのお店をSWOT分析する


SWOT分析で4分類する方法や基準についてはご紹介しました。
実際に4分類のそれぞれの意味合いをお店に当てはめて一緒に考えていきましょう。
内部環境(Strengths:強み Weakness:弱み)
顧客と関係する部分:お店の歴史、地元への貢献、信頼関係、顧客満足、ネット評価、設備、スタッフの質
直接関係しない部分:財務、商品流通、スタッフ研修、給与体系、情報インフラ
お店の市場間環境を知ることは短期より中長期で大きく影響していきます
外部環境を知り、冷静に経営判断をしていきましょう
- お店の目的を明確にする
- 顧客から聞く(なぜ来店して頂けるのか?)
- スタッフから聞く(スタッフにとってのこのお店で働く意味は?)
- 取引先の関係者に聞く(他のお店と比べてどうか?)
外部環境(Opportunities:機会 Threats:脅威)
使用する金額に影響:エリア活性クーポン、賞与及び年金支給日や金額、観光客の動向
お客様の来店に影響:同じエリアに競業他社の出店、新興住宅やマンションの建築、業界規模の成長性、法的な規制やルール
お店の分析をするにも工夫が必要です
自分だけで考えるだけでなく、以下も参考にして下さい
- 一般市場で景気動向を捉える(新聞、ニュース、経済誌)
- お店の業態に関わる情報にアンテナを張る(専門誌、所属団体発行誌)
- 周辺状況を知る(役所、地元関係者)
- 関係者に聞く(コンサル、団体の集まり)
分類するポイント
お店全体で分類して分析するのが基本ですが、テーマが大きいようでしたら絞っても構いません
(例)スタッフのレベル、販売する商品、集客について、サービス内容について
以上のような切り口で分類するとより具体的な突っ込んだ内容で考える事も出来ます
また分類、分析する為のメンバーを選ぶ事も検討してみましょう
(例)幹部、主力メンバー、全スタッフ、取引関係者を交えて
メンバーによって話す内容は様々ですのでゴール(目的)を決めて話し合ってみましょう
クロスSWOT分析で対策を立てる
SWOT分析はあくまで状況を分析するフレームワークです。状況だけ把握して何も対策を打たなければ何もしていない事と同じです。
まずは4分類に分けた結果を基に、戦略や戦術を立てていきます。状況を複合的に分析して、戦略を立案します。
そのためにクロスSWOT分析を実施します。
クロスSWOT分析とは?


クロスSWOT分析とは4つに分類した要素を掛け合わせて戦略を立てることです。
クロスSWOT分析なら具体的なアクションプランまで落とし込むことが出来ます。
①機会✖️強み(積極化)
あなたのお店の競争力が最も強い部分です。
お店の成長には欠かせない要素ですので、強みを活かして外へアピールして積極的に集客へ繋げ事業規模を拡大する戦略を立てましょう。
②機会✖️弱み(改善)
お店内部の改善すべき部分です。
時間をかけても優先順位を決めて改善出来る事から行いましょう。お金や時間がかかる事で有れば投資と効果のバランスを考えます。マイナスの要素の多くは、創意工夫で改善出来る事が多いと認識しておきましょう。
③脅威✖️強み(差別化)
他店との違いが出やすい部分です。
将来的に外部要因が中長期でプラスであれば、更に投資を続けるチャンスでもあります。他店との差別化を図り生き残る術を考えましょう。
④脅威✖️弱み(防衛、撤退)
自店の一番の弱点の部分です。
あまり安易に投資を考えずに現在の状況で出来る事を考えましょう。無理な投資は控えた方が良いです。もし赤字が今後も続くことが見込まれる場合、撤退も視野に入れましょう。
行動目標の設定、計画を実行に移すには?


KPIを活用して行動目標を設定
SWOT分析で今後の計画の立案をしたら、ゴールに向けてしっかりと目標達成する為の評価指標を設定するべきです。その評価指標のことをKPIと呼ばれます。
KPIで行動を明確化し目標達成のプロセスを可視化させます。


PDCAサイクルでお店を進化させます
設定した計画に向かって進化させながら目標達成を目指すにはPDCAサイクルを意識しましょう。PDCAサイクルは中長期で物事を進展させる事に向いています。
特にお店全体で一体感を持って改善していく意識統一を図ることに役立ちます。


まとめ:SWOT分析で戦略を立案
いかがでしたか?
SWOT分析とは、事業を分析する為の基本的なフレームワークの一つです。
SWOT分析であなたのお店がどのような強みや弱みがあるのかを分析し、どんな対策を立てれば良いのか戦略を練ります。
あなたが今後事業を良い方向に発展させたいなら、必ず知っておくべきです。
なぜなら事業を行う上で大事な思考は、
自分のやりたい事の前に、いかに市場にマッチしたビジネスを展開するかです。