こんにちは! ゆうめいです!
今回はPDCAサイクルのC(検証)についてお話しします
あなたは自分のお仕事の振り返りをしていますか?
振り返るの重要性や効果を聞いた事はありますか?
振り返りをしている方はどのようにしていますか?
ズバリ活動の振り返り(検証)をしている方はほとんどいません
ほとんどの方がP(計画)→D(実行)→C(検証)→A(改善)のPDCAサイクルの中で言うと
P(計画)→D(実行)しかしていません、中にほぼD(実行)しか理解していない方もいます
本当に勿体無い事です、なぜなら
検証こそ成長・進化のギアそのものです!
それでは一緒に検証について見ていきましょう
日々、会議や研修、スクールを通して多くの受講者と向き合っています
受講者へ一方的に話をしても受講者の思考は止まりがちです
受講者の思考を高める為にも「どう思いますか?」「なぜだと思いますか?」「次はどうします?」と時間を取って投げかけを大切にしています
自分自身への問い掛けをする事で内省し、成長へのキッカケとなります

検証について考えてみる
僕は計画を立てたら
しっかりと行動に移せるようになったポン
俺は今までよりもしっかと結果を出せるようになったケン❗️
後輩のフォローも大変だけどやってるケン
ポン太郎、ケンケン!こんにちは!
ちゃんと計画と実行を行っているね!
ゆうめいさん!凄いでしょ!
仕事が楽しくなってきたポン
次のステップを教えて欲しいポン
俺は自分だけでなく後輩にももっと結果を出させたいケン❗️
行動した後に何をしたら良いかを知りたいケン
もちろん次のステップを伝えるよ!
次は行動した後の振り返り(検証)だね!
そもそも検証とは?
そもそも検証とは何か?を見ていきましょう
検証とは、しっかり調べて事実を確認すること、および、その確認のために行う作業のことである。一般的には、真偽が疑われる状態の事柄の真偽を確定させるための調査、あるいは、仮説が正しいことを証明するために行われる計算や考察など指す。
WEBLIO辞書
検証の説明
検証とは物事を行った後に放ったらかしにせずに、やったことがどうだったのか?確認するという事です
法的な訴訟等でよく使用される言葉です、その事件の経緯や動機等を裁判官や弁護士が調べる流ことに使用します
ビジネスでも使用しますが、その場合は行った事を次にもっと良くしたり改善したりする場合に使用します
つまりは、
実行した結果の原因究明を行う事=検証です
検証にまつわる偉人の名言
事業の定義は(絶えず)検証していかなければならない。(事業の定義は)石版の碑文ではない。仮説である。
ピーター・ドラッカー
検証の名言
会社として事業をする意味合い(定義)でさえ常に確認が必要と説いています。
会社の事業という一見、不動の礎的なことでさえ検証を行うのであれば
職場や個人で行う行動の結果に対して検証する必要があります
大きな単位(企業)よりも小さな単位(職場・個人)の方が検証は行い易いですし、検証後の再計画も立て易いです
検証は気軽に出来るのに出来ていない現実が数多あります
検証をしない事は計画から実行までしてきた時間・労力・経費が無駄になり易いです
優良企業で検証という概念が無い会社はありません
優秀なビジネスパーソンで検証という習慣がない人はいません
- 有名な話ですが、トヨタ自動車のトヨタ生産方式の一環として問題が起きたらなぜ?を5回繰り返して原因究明を行います。これは起きた問題を徹底的に洗い出し、再発防止に努める為です。この考え方はトヨタに入社した新入社員から徹底的に叩き込まれます。
PDCAサイクルで考える
検証に関する言葉の理解、行為の重要性が分かったらその使い方を見ていきましょう
計画から結果を出すまでのストーリーとしてPDCAサイクルで分解すると
頭文字 | スペル | 内容 |
P | Plan | 計画 |
D | Do | 実行(行動・活動) |
C | Check | 検証 |
A | Action | 改善 |
PDCAサイクル一覧
行動を起こしたら結果が出ます、その結果を計画と照らし合わせて検証をするのです
そうすれば計画と結果に差(ギャップ)が出たらそこから検証のスタートです
検証することで計画段階からの見直しが図れるので非常に有益な行為です
検証!初めて仕事で聞いたポン💦
意味は分かったけど、僕に出来るか自信がないポン
いや〜、ほとんど場合
行動したら次の行動をしてたケン❗️
後輩に対しても忙しいから次の事をやらせたケン
検証の秘訣を5つ紹介
検証する行為はしている人は少ないですが優秀な方は当たり前のように習慣にしています
習慣にする事で、検証する力を高める事が出来ます
あなたも検証力を高めて社内で一目置かれる存在になりましょう
ここで検証する方法を5つ紹介しますの一緒に見ていきましょう
①あくまで計画に対する結果を検証!
検証とは何かに対して確認する作業の事です。
その確認するとは最初に立てた計画です。計画に対して結果どうだったかを確認します。
5W2Hで立てた計画に対してどうだったか?のギャップ(差)を定量的、定性的に確認します。
逆に言うと、計画に無い(目的とはズレた)事を検証しても意味はあまりありません。
検証とは立てた計画の確認作業である!
そうだった💦
単に振り返るのではなく、立てた計画に対して検証するポン!


②明るく(楽観的)計画立て、シビア(悲観的)に検証!
立てた計画に対して検証する時のシビアな姿勢で行います。
この時に「まっ、いっか!」といった甘い気持ちで行うと検証の意味が無くなってしまします。
なぜならこの検証を基に、修正や改善をして再度計画を立てるからです。そこで甘い作業を行うと次回の計画時に成長やレベルアップは図れません。
ただし、最初の計画ではシビアな姿勢よりも明るい気持ち(楽観的に)で立てることをおすすします。そうしなければ計画が進みませんし、人を巻き込む力も弱くなります。
検証はシビアな姿勢で!
検証はシビアにするのか❗️
そんなにしっかりとやっていなかったケン!
③計画時に検証、行動しながら検証!
PDCAサイクルの流れは、誰にでも分かりやすくP→D→C→Aの順番でそれぞれの目的や役割を持たせています。
ただ実際はP→Dが終わってから必ずCをする訳でなく、P(計画)の段階でも、D(実行)の段階でも常に検証しながら進めます。
目標を達成する為にはPDCAサイクルを細かく高速回転で回す必要があります。
状況に応じて途中段階でも改善と修正を繰り返しながら進めていきます。
そうすることで目標達成までに常に精度を上げながら成長することが可能です。
PDCAサイクルは細かく高速回転で回す!
高速回転でやるなんて、忙しそう!
でも意識してやってみるポン


④皆んなで検証
物事を1人でなくチームで進めた事は皆んなで検証します。チームで行ったことを1人の人が検証して再行動しても人がついてきません。
なぜなら同じ計画で同じ事をしていても人それぞれ感じること、思うことは違います。
その思いを結集する為にもなるべく集まって検証し、同じ方向性を再度練る必要があります。
皆んなに意見を言ってもらい検証した結果の内容は、1人で決めた内容とは価値が全く違います。
検証する時は人を巻き込むチャンス!
そうそうこれが俺の課題だったんだ❗️
でも次からは皆んなでやってみるケン
⑤検証する仕組みを決めておく
上場している社長は決算発表ほど辛いものはありません(収益が悪かったら)、それは決算が経営者にとって最大の検証するタイミングになるからです
そしてそれは毎年必ずやってきます
これと同じように検証するタイミングも予め決めておきましょう ※決めておかないからほとんどの人が検証出来てないのです
一年、半期、四半期、毎月、半期、毎週等々です
その場に誰がいて、どのように行うかを決めておけば辛い検証も行わざる得ません
必ず検証する仕組みづくりは必要!
私の部署では毎日の朝礼、終礼では必ず全員が報告します
今日の予定(計画)、結果報告(やってどうだったか)を1人づつです
それと毎日の活動報告入力し、それに対して必ず私はコメントを返します
正直、この仕組みは全国の部署の中でダントツに人が成長出来る環境です
さぁ!あなたの行動結果を検証してみましょう!
反省と検証は違います
反省は「なぜダメだったのか?誰が悪かったのだろう」と抽象的に感傷的にする行為です。
「何が原因で次はどうすれば良いのか?」と具体的に考えることが検証です。
あなたは、計画に対して出来るだけ自責で客観的に捉えて検証していきましょう。
検証はシビアにやるポン!
項目 | 検証内容 |
---|---|
計画 | 計画内容(5W2H) |
結果 | 結果に対して具体的数値で比較し、差を確認する ※良かった点、悪かった点の両方挙げる |
原因 | その結果に対する分析を行う(何が原因か?) |
原因を 掘り下げる | なぜそうなったのか?繰り返し更に分析する |
整理 | 再度、原因を整理する(改善出来る内容か?変えられない内容か?) |
検証してみると今まで思ってもみなかった事が分かってくるケン
後輩とも今度は一緒に検証するケン❗️
検証では原因が究明出来るまで深掘り、深掘りです
ここで原因究明出来てこそ、その次のA(改善)に繋がります
せっかくの検証を有意義に行いましょう
まとめ 検証こそ成長・進化のギア!
いかがでしたか?
検証について理解が深まりましたか?
今後、仕事のやりっぱなしから脱却できそうですか?
検証ありきで仕事をすると計画当初からしっかりと考えて取り組むことにもなります
あなたが関わる仕事の労力を最大限に発揮し、無駄を減らす為にも
振り返る行動を是非、習慣化して下さい
なぜなら検証こそ成長・進化のギアそのものです!

