こんにちは!ゆうめいです!
OODA(ウーダ)とは何か知っていますか?
PDCAサイクルは会社の研修や書籍も多く出ており多くの企業で取り入れられている手法で実績も多数あります。
一方OODAはPDCAサイクルほどの知名度はありませんが、変化の激しい現代ビジネスに対応するために今大注目のフレームワークです。
業務を改善してより良い結果を求めるPDCAサイクルだけでなく、変化の早い昨今のビジネスチャンスを活かすためにOODAを身に付ければ、
状況に合わせて迅速な対応が出来、チャンスを逃さないビジネスパーソンを目指せます!
6県を管轄する会社の支社長。全国の数多くの営業マンへPDCAサイクル含めて営業スキルを指導し実績を出しています。現在は支社長としてスタッフの指導でPDCAサイクルの思考を伝えるだけでなく、今回紹介するOODAを
自ら実践して職場に新たな価値を提供しています。
PDCAサイクルのまとめ記事はこちらです↓合わせてお読み下さい!

OODAって何?
僕はPDCAサイクルを学んだし営業マンとして充分ポン!
俺も❗️PDCAサイクルをチームで実践して少しづつ結果を出してるから、これを続けるケン!
ポン太郎、ケンケン!
PDCAサイクルを習得して実践しているのは凄いよね
でも、もっと成長したくないかな?
ゆうめいさん!こんにちは!
もっと成長⁈そりゃしたいポン!何かあるのかな?
俺だってもっとチームのメンバーと一緒に結果を出したいケン❗️
それは良かった!
是非オススメの手法を紹介するよ!
それがOODAだよ一緒に見ていこう
OODAの歴史


OODAを考えたのはジョン・ボイドというアメリカ空軍出身で戦闘機パイロットです。朝鮮戦争に実際に参戦しています。その後、空軍基地内のエリート養成機関で主任教官として学生に指導。その内容は模擬空戦でどんな不利な状況でも40秒あれば形成逆転することが出来ることを実践し、6年間、3,000時間に及ぶ戦闘訓練で無敗を誇り「40秒ポイド」と呼ばれました。
そのポイドが考案したのがOODAです。元々は軍事的利用からスタートしたこの考えを、ポイド以降の研究者によってビジネスやスポーツなどでも応用できるのではと研究が進み、あらゆる分野に適用できる戦略的理論に確立されました。
元々は書いてあるとおり、空中戦における一瞬の判断が勝敗を決める過酷な環境で生まれた手法です。
ビジネス界に登場したのは1989年に経営評論家であるトム・ピーターズによって紹介されました。ビジネスにおいてこのOODAの「機動性」「競争優位」が強みとして重要性を説いています。
OODAを分解する


OODAを分解すると
頭文字 | 英語 | 和訳 |
O | Observe | 観察(見る!) |
O | Orient | 方向づけ(分かる!) |
D | Decide | 判断(決める!) |
A | Act | 行動(動く!) |
O:まずは相手を観察する
固定観念を捨てて今ある現状に対して意識を集中して色々な角度から分析します
O:観察したら、起きている内容を自分で整理して理解する
分析した情報を判断出来る内容に変換させます
D:次にどうするか(計画)を自ら決定する
自分で何が起きていてどうしたら良いかを理解したら判断します
A:自分で決めた事(計画)を実行する
実行したらすぐに最初の観察に戻ります
こうする事でOODAがループ状になります、ですから
OODAループと呼ばれます
PDCAサイクルと違って早い!
あっという間に答えを出すポン💦
さすが空軍のパイロットが考えたことはあるケン❗️
瞬時に判断するやり方ケン
OODAのメリット
OODAを取り入れることで個人にとっても、チームにとっても大いに強みを発揮します
- 問題を先延ばしせずに解決出来る
- 問題が起きている現場の判断で対応出来る
- チームにスピードをもたらす
- 個人個人が自分で走る集団になる
PDCAサイクルとOODAの違い


PDCAサイクルとOODAはよく比較されます。営業手法として共に有効な手法として認められているのでどちらの手法を身に付ければ良いのか?という疑問にお答えしていきます。
PDCAサイクルに向く人、使うべきシーン
PDCAサイクルの活用が向いている人
- ゆっくりと着実に歩む人
- 人を巻き込む力がある人
- 寛容で人の意見を聞く力のある人
PDCAサイクルを使うべきシーン
- 既存商品の売上アップ
- 今ある事業の拡大
- 年間計画の目標達成
PDCAサイクルの強みと弱み
PDCAサイクルはまず情報収集から計画をしっかり立てます、実行をした後に検証と改善を行い、結果を出すまで繰り返しサイクルを回します



PDCAサイクルの強み
個人の能力に頼る事なくチームで目標達成する為のビルドアップ手法と言えます
目標値が明確なのでチームでの進捗が確認しやすくいだけでなく、チームで課題を共有して改善まで取り組むスキームがしっかりしています
検証することで課題が明確になり、改善方法も検討することでノウハウが構築できます
再現性の高い手法と言えるでしょう
PDCAサイクルの弱み
PDCAサイクルは計画の前にまずしっかり情報収集する事から始まります。
ですから状況の変化が早い場合は、変化に対する臨機応変な対応を取ることは向いていません。
また、効果が出るまで時間がかかり即結果を出したり、試しにとりあえずやってみるといった気軽さはありません
OODAの強みと弱み
OODAは市場等の変化に合わせて臨機応変に意思決定を即座に行います、短期的に迅速に判断して行動しながら反応を見ていきます。
OODAに向く人、使うべきシーン
OODAの活用が向いている人
- せっかちな人
- 個人の能力が高い人
- 即断即決が出来る人
OODAを使うべきシーン
- 新商品の投入
- 新システムの導入
- トラブル案件
OODAの強み
今起きている事を、今判断してピンポイントに解決に導く事が可能です。
その場で意識決定者自身が判断するので、実践できればチームは自走集団になります。
特に市場の変化に合わせて消費者のニーズは変化しがちです。そんな細かな変化に対応出来る手法と言えるでしょう。
計画を立てる訳でもなく、結果にこだわる訳でもないので気軽に行動に移せます。
OODAの弱み
チーム皆んなで一緒に取り組む訳ではないので、個人の能力やセンスによるところが大きくなります。
個人の考えや判断が重要視されるので、判断や行動が個人の思いつきになる場合があります。
また例え課題をクリアしても他の人への再現性は期待できません。
他の人からは進捗状況は分からないので、行き詰まって止まってしまう場合もあります。
PDCAとOODAを併用する
PDCAサイクルが全体(サークル)とするとOODAは部分(ピンポイント)❗️
最近よく見かけるのはPDCAサイクルが古い手法(もはや、あまり使えない)でOODAが新しい手法と紹介している記事を見ますが、どちらが有効な手法かは起きているシチュエーションや課題解決までに求められる内容によって違います。ですからPDCAサイクルとOODAはケースバイケースで使い分けるというのが正しい認識です。
どちらのフレームワークも効果性の高い手法と言えます
僕はのんびりしているからOODAには向かないかな⁈
でも、OODAの手法も身につけて成長するポン!
俺はどちらかと言うとせっかちだからOODAは向いてそう❗️
でも、どちらも仕事で求められるシーンがあるケン!
それぞれに活用する用途が違うのは分かったよね
OODAは個人の判断力を養う習慣やトレーニングが必要です!
これも実践を繰り返して磨いていきましょう
OODAの実例紹介とフレームワーク


それではあなたにもOODAをフレームワークに落とし込んで考えてみましょう。まずは私が事例を紹介しますので、あなたは基本の流れを掴むために最近自分が行った業務に照らし合わせて考えて下さい。
実例紹介(職場のオンライン化)
私の社内のオンライン化を実例に紹介したいと思います
私の職場はコロナ禍前は対面活動していましたが、業務のメインである活動が大きく制限されました。それを打破するために業務のオンライン化を一気に進めました。状況が刻々と変化し、正解がない中で次々の手を打って、行動をしながら答えを探していくといった動きを継続しました。まさにOODAループの連続で、常に敏感に状況をキャッチし、方向性を示し、すべき手を躊躇なく決め、連続して実行しました。
ケース1
OODA | 状況 |
O:観察 |
スクール運営をオンラインで行う事を決めたが既存の機器では不充分であった |
O:方向づけ |
職場の環境を整えて完全なオンライン化を図る |
D:判断 |
会社のオンラインに相応しい性能の機器を購入 |
A:行動 |
すぐに購入して設置し使用 |
ケース2
OODA | 状況 |
O:観察 |
コロナ禍で在宅勤務が増えたてスタッフのモチベーション低下 |
O:方向づけ |
毎日朝と夕方にオンラインで顔を合わせて情報交換を図る |
D:判断 |
zoomを活用して朝礼当番を毎日変えてやることを決めて発信 |
A:行動 |
翌日からすぐに実施 ※2年経過した今も継続してます |


フレームワーク(実践してみましょう!)
あなたも実践してみましょう!
OODA | 状況 |
O:観察 |
|
O:方向づけ |
|
D:判断 |
|
A:行動 |
やってみると日頃している事が当てはまるポン!
特別、難しい事でも無いポン
俺もポン太と同意見❗️
でもこの手法を意識すると、もっと効果が出そうケン
そうだね!これは普段無意識で行っている事だね!
状況の変化に合わせて常にOODAを実践できる人が
変化に対応して生き残ることが出来る人ですね!
まとめ:PDCAとOODAの併用でスキルアップ!
いかがでしたか?
PDCAサイクルは会社の研修や書籍も多く出ており多くの企業で取り入れられている手法で実績も多数あります。
一方OODAはPDCAサイクルほどの知名度はありませんが、変化の激しい現代ビジネスに対応するために今大注目のフレームワークです。
業務を改善してより良い結果を求めるPDCAサイクルだけでなく、変化の早い昨今のビジネスチャンスを活かすためにOODAを身に付ければ、
状況に合わせて迅速な対応が出来、チャンスを逃さないビジネスパーソンを目指せます。

