前回に続きベテランスタッフのマネジメントについてお伝えします。
あくまで実践に基づいたスタッフ管理の思考や手法となりますので、全く一緒のケースはないでしょうが参考にして頂きより良い職場をつくって頂きたいです。
特に最近は管理職に対する労務管理やハラスメントに対する厳しい目がありますので、コンプライアンス意識を高めつつ成果(実績)を出す事が求められます。(年々ハードルが上がってきます💧)
その為、様々なカテゴリー(年齢、キャリア、性別)に対しての対応方法(マネジメント)が必要となります。
これは経験でしか身につかないです!
ただそこをしっかり学んでいけば、会社にとっては貴重(価値)な人材になる事は間違いありません。
※マネジメントがしっかり出来て、成果も上げる事ができ、職場スタッフのモチベーションも高ければ、現代の管理職社員としては最強です😁
その最強社員になるためには、理論✖️実践が必要です。
是非、多くの方に理解し、行動に移して頂くことを強く願っています。
ベテランスタッフ

前回のベテランスタッフはもう完全に会社員としてはランディンング体制に入っている方を対象としてマネジメント方法を紹介しました。
今回はもう少し若いベテラン(?)を対象として記述します。
※年齢的には45歳以降から55歳くらいの方を対象としています。
皆さんの周りにいますか?
このカテゴリーの方々の気持ちとして言えることは、
・もうすでに自分の会社員生活はこんなものだな⁈と思っている(決めている)。
・でも子供が大きくなってまだお金(収入)はしっかり欲しいのでもう少し頑張らねば。
・ここまできたらちょっとやそっとの事を上司等に言われても最後までこの会社で勤務する。
・仕事での昇進に関してはもう諦めた。
・自分の若い時と比べ、今はすっかり仕事の価値観が変わってしまった。
という感じの方が多いでですかね。
一方、
・まだまだこれから自分の能力の限界を知りたい。
・育ててくれた会社に恩返ししたい、まだまだこれから。
・仕事が充実している、もっと上を目指して頑張って行きたい。
という方(私はコレ)も一部いますが少数派ですね。
そしてこんな方はだいたいマネジメントする側の人ですから、今回の対象とはなりません。
このカテゴリーの方は放っておいてもやりますから、大丈夫です!笑
特性を知る
この年代の方はまだコンプライアンスが緩い時代に生きています。
・上司のパワハラを沢山経験して😂
・業務後も、上司との付き合いで飲みに付き合わされて😂
・成果を上げないと会社員であること自体否定され😂
等々を普通に経験している方は多いです(私もです)
そして今があります笑!
入社当時は燃えるものがありました。
同期に負けまいと頑張り、先輩に追いつこうとし、後輩に抜かれまいと必死になり、
そして今があります!
半ば自分の能力を悟った感があります。(もう充分やったな)
この方々はまずまずの年収ももらっていますし、まだ10年くらいは働きます。
マネジメント次第で職場の戦力にもなるし、足を引っ張る存在にもなります。
接し方
言うまでもなく色々なタイプがいますので一概には言えませんが、
この年代の方はまず業務ははっきり指示する事が必要です
※コーチングしている場合ではありません
まずはいつまでに!何を!どこまで!して下さい
という明確な業務伝達をオススメします
その部分は過去言われ慣れているので、気を使わずにしっかり言ったほうが相手にとっても曖昧にならずに伝わります。
「〇〇さん、この仕事をお願いします」
「この業務をいつまでに、やっておいて下さい」
「この内容を次の社内会議で皆んなに伝達して下さい」
まず言ってから表情を見て、
「あっ、大丈夫そうだな」
「これは理解してない顔をしてるな、もう一回噛み砕いて言おう」
といった具合に判断しましょう
この年代の人はこう言って依頼すると、まずまず及第点の仕事をする事が多いです
ですから依頼する仕事の重要度、緊急度を見極めて行いましょう!
重要度の高い仕事でも、一部サポートしたり、少し言動に目を光らせたりして進捗状況を確認しておけば、問題なく業務が進む場合が多いです
上司の中にはこの世代にもコーチングをして接する方もいますが(よっぽど暇なのか、粘り強いのか不明ですが)ほとんど時間の浪費してるだけの場合が多いです。
それで気づきがあり変化出来て成果が出せるなら、もっと前から実績を出しています。
言われている方としても、忙しい時になんでそんな事を聞いてくるんだよ!そんなことよりやるべき事を早く言ってくれよ!という気持ちになる方も多いと思います
また、この世代の人達を皆んなの前で叱責していたら(堪えられると思って)職場の雰囲気が悪くなるだけです。こういう事をする性分の上司はもはや旧型、型落ちのリーダーです。
皆さんは当然、より良い職場になるマネジメントを目指して下さいね!
活かし方
先ほどからお伝えしてしている通り、この年代の方の実力(能力)や特性(専門)は上司が見極めて業務依頼をする必要があります。
※この世代に仕事を依頼して、基本的な作業結果に至らなかった場合の責任は上司にあります。
そしてこの世代の方にも依頼するときは期待を添えましょう!
「〇〇さんにピッタリの仕事だと思ってお願いします」
「〇〇さんは以前の部署でこれを経験されていたと聞いて、お願いしたいです」
「人を巻き込む仕事なので、これは若手ではなく〇〇さんに頼むべきだなと思いました」
いかがでしょうか?一言添えて責任感を持ってもらいましょう。
ことなを添えることで、俄然しっかりやろうとする方もいます
※不思議とこの世代はクセが強めの方が多く、一部に熱狂的なファンがいることも見逃せません!
そして実際業務を依頼する時は、
「それではお願いします。来週の火曜日までに仕上げて下さい」
明確な締め切りやレベルを求めることで、それを達成しようとする意識が発揮されます。
啓蒙する
冒頭お伝えした通り、この世代でもしっかり前向きに仕事をして、周りの信頼を勝ち得ている方はいます。
その方々はそのまま目標、目的意識を持ってやって頂ければ良いです。
そうではない方(先ほどから記載している方々)においては記述しているマネジメントを参考にして下さい。
そして実際この世代の方々に大事なことは、現在の後輩との付き合い方を伝えておくことが大事です。
なぜなら、この世代の方々が育ってきた職場環境と現在のそれとは全く違っているのです。
そんなことは知ってる!分かって実践している!と本人達は思ってしまっている場合が多いです。
なぜならマネジメントする側の人達は、差はありますがマネジメントについて学んでおり、過去と現代の違いも少なからず理解しようとしています。
ただそういった事を積極的に学び、実践してない方は周りの人達から、本人の知らないうちに白い目で見られたり、疎まれたりするケースが多いです。
皆さんの職場でそんな事ないですか?
なので、そういう傾向が強くなる前に、本人だけでなく職場全体に啓蒙する必要があります
私が実際、社内会議で伝えた内容を紹介します
◉先輩社員
・過去の話をしない(お酒の席で自分の昔話されるほど若手に苦痛な事はない)
・若手が興味があるのは過去の話でなく、今何をしていて、これから何をするかである
・若手から学ぶ姿勢を持つ
◉若手社員
・とにかくがむしゃらに行動する、行動しながら考える
・余裕がなくて当たり前、その環境が成長を促す
・先輩から学ぶ姿勢を持つ
※この話のミソは、若い世代にも同時に啓蒙してバランスを取っている事です(自分達だけ言われている!という事がないように)
※上記を紹介する時は、一般論として紹介します(私個人の意見として話したら聞く方としたら非常に苦痛になります😂)
いかがでしょうか?
こういった事を定期的に啓蒙することで職場で起こりうるつまらない消耗(精神的)が軽減出来ます
職場の良し悪しなんて、ほぼ人間関係ですからね!
参考にして頂ければ幸いです!
おすすめ書籍
この世代の方々は、「車・バイク・酒・タバコ・賭け事、夜の街⁈」が好きな方が多いですよね⁈
バブルを経験しているからでしょうか⁈😁
そんな方々は「投資」についても取り組んでいる方が多いです
正しい知識を身につけて行うことで世の中の流れ、傾向が把握出来ます
資本主義経済で株主として社会に参加する事は社会人の教養としても必須だと思ってます
エナフンさんは大きな会社のサラリーマンです。そして株式投資で億万長者になっています。
エナフンさんの面白いのは、会社員としてしっかり勤務し、その会社員であることを強みに投資を続けている事です。
そしてあくまで投資です!投機ではありません!
会社員だからこそ、会社員でも出来る投資方法を紹介していますし、しっかりとした理論に基づいた手法ですので一読する価値はあります。
※あくまでも投資は自己責任です!
生活資金はしっかり確保して、余剰資金で適正に行いましょう!